専業主婦でも受給できますか?障害年金相談室
――40代専業主婦・病気で家事ができないDさんの場合
「48歳の専業主婦です。子供は中学生です。病気で家事ができなくなりました。ずっと夫の被扶養者です。夫の被扶養者でも、障害年金を受給できるのでしょうか?」
「もちろんです。Dさんは第3号被保険者ということですね。国民年金の被保険者であれば、他の要件も該当していれば障害年金は受給できますよ。安心してください」
とあるご相談者の方の質問で「専業主婦でも障害年金は受給できるのですか?」とありました。
回答はもちろんです。
専業主婦の方でも、障害の状態にあり要件を満たしていれば、障害年金は受給できます。
「障害年金は所得保障である」という説明を受けて、さきのような質問をされました。それもわかります。「そもそも所得がない人でも受給できるのですか?」と疑問が湧くのは当然です。専業主婦の方が病気で家事ができないとなれば、夫や子供の生活は大変になります。家事は、目立たないけれど、365日だれかが行なわなければなりません。所得換算されていないだけで、だれかやってくれる人を雇うと相当な金額になります。
ちなみに、ここでは理解しやすいように「専業主婦(会社員の妻)」と書きましたが、当然ながら第3号被保険者であれば男女の別は問いません。第3号被保険者の時に初診日があれば、障害基礎年金を請求することになります。2級以上に該当し、Dさんのように18歳未満の子供がいれば子の加算(年額22万4500円)もあります。